【キヤノンマーケティングジャパン株式会社様】活用事例

作成日: 22/01/16 03:00
更新日: 22/02/14 03:00

ビタリーはプロジェクトの穴を埋めてくれる存在

因幡氏の所属するデジタル戦略部 デジタルビジネス推進課は、新規ビジネス開発をミッションに、自社の知見を活用したクライアント支援サービスを企画・推進されており、ビタリーが企画やコンテンツ開発等の支援をしております。取り組みの内容や、ビタリーとの協業について話を伺いました。

お話を伺った方:

キヤノンマーケティングジャパン IT本部 デジタル戦略部 デジタルビジネス推進課 

チーフ 因幡 拓哉氏

インタビュアー:株式会社ビタリー 馬橋 孝輔、土屋 友美賀

社内の知見を活かした新規サービス

ーチームミッションや取組内容について教えてください。

デジタルビジネス推進課は、顧客に対する新サービスの企画と販売を担っているプロジェクトチームです。元々、社内で「新規ビジネスを開発しなさい」というトップダウンのミッションの下に立ち上がったチームですが、新しいウェブサービスをドンと立ち上げるというよりも、キヤノンの近接領域で知見やアセットがある領域をサービス化し、製造業を中心とする顧客向けに展開しています。 現在は、社内でデジタルマーケティングを推進していたメンバーを中心に、顧客のデジタルマーケティング戦略を支援するサービスを立ち上げて展開しています。

ープロジェクトを推進する上で、課題に感じていたことを教えてください。

最も課題に感じていたことは、顧客にサービスとしてデリバリーしていくための知見が足りないということでした。

デジタルマーケティングに関する知見もそうですが、顧客のリテラシーに沿った提案の仕方、実際のデリバリーにあたって必要となるPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)のノウハウをいかに高めていくのかということは非常にクリティカルな課題だと思っていました。

また、マインドセットの問題もありました。顧客に対してサービスを提供することは、やはり価値をきちんと出さなくてならないというプレッシャーや責任が伴います。社内でデジタルマーケティングの担当者として業務をする上でも責任はありますが、よりシビアになってくる。社内では「できる」と言われていても、社外にサービスとして通用するレベルに高めていくには、私も含めてメンバー間でお互いに壁打ちしながら、マインドセットを変えていく必要がありました。

ビタリーはプロジェクトの穴を埋めてくれる存在

ービタリーとプロジェクトを行うことになった背景を教えてください。

弊社で取り扱っている商材のECサイトを作っていた際に、SEOやコンテンツ制作を支援してくれるパートナーを探していました。その際に、信頼している取引先からビタリーを紹介してもらったことが、最初のきっかけです。 やり取りを重ねる中で、コミュニケーションの齟齬もなく、品質・スピード共に非常に高いと感じました。当社で気がついていないことや直接依頼をしていないことでも、必要だと思ったことは先んじて提案して実行してくれるので、非常に安心してプロジェクトを進めることができました。

ーその後もビタリーと複数のプロジェクトを推進されていますが、実際に取り組んだ内容について教えてください。

現在ビタリーに支援を依頼しているメインのプロジェクトは、製造業の顧客向けのコンテンツマーケティングサービスです。本サービスは弊社グループ会社も巻き込みながら行っており、共同提案をグループ内の別の部署から持ち掛けられることも増えてきました。 ビタリーには、提案パターンの企画や整理、コンペを共に行ってもらう形で支援を依頼しています。

具体的には、当社からビタリーに対して顧客の課題を共有し、知見や事例を提供してもらって、ときには一緒に提案もしています。加えて、具体的なコンテンツ作成も依頼しています。ビタリーは、社内で知見が足りないときに穴を埋めてくれる存在です。おかげ様で日々新しい案件が出てきていますので、都度相談させてもらっています。

デジタルマーケティングに関する知見の強化や新たな案件獲得につながった

ープロジェクトを通して得られた成果や知見について教えてください。

例えば当社では、顧客のウェブサイトの設計なども行っておりますが、ビタリーとプロジェクトを進めることで、どのように提案や改善を行うのか、顧客の要望をどのようなプロセスで実現するのかを学ぶことができ、知見が当社内にも蓄積されてきました。

また、実際の開発や制作にあたっては品質・コスト・納期いずれも全体的に高いデマンドで依頼していると思いますが、応えてくださっているので心強いです。ビタリーとのパートナーシップがなければ、今進めているプロジェクトも上手くいってなかったかもしれない、と感じています。

デジタル系の案件は、納期が間に合わない等のトラブルが起きることがあると思いますが、当社ではそういったことが非常に少ない。 提案時の顧客との期待値調整が上手くいっていることやアウトプットの品質の高さが、安定したデリバリーにつながっていると思います。 ビタリーと一緒にプロジェクトを進めることで、サービス提供する際の「いろは」が組織のメンバーにも浸透してきています。

ー今後の展望について教えてください。

まずは今やっているビジネスを大きくしていくことが大前提です。 その中でサービスの守備範囲を広げていきたいと考えています。例えば、キヤノンは販売店向けのマーケティング戦略の知見に強みがありますが、そういった知見をノウハウ化し、サービスにしていくことができるのではないかと考えています。

顧客とのコンタクトポイントを持っていることで、悩みをどんどん聞ける立場にあるので、ニーズが高いものをしっかりと支援し、貢献していきたいです。

加えて、スケーラビリティの高いクラウド型サービス等も検討したいという構想があります。ビタリーはデジタルに関するあらゆる知見を持っているので、そういった新しいプロジェクトを今後もご一緒いただければと思っています。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社

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